壮快2012年10月号
悪性リンパ腫を前向きな考え方と微生物酵素で克服 北田明治(きただあきはる) 神奈川県56歳 2007年7月突然の激しい嘔吐から始まった私の病気は悪性リンパ腫でした。悪性リンパ腫と聞き初めは死の恐怖が頭の中をよぎりました。しかし、たとえ健康であっても明日交通事故にあって死んでしまうこともある、生かされている限り今日一日を大事に生きよう、絶対ネガティブにならないようにしようと自分なりの目標を持つこととしました。前向きに考えていくことが、不思議とタイミングや縁に恵まれ、現在のいい結果につながったのだと思います。検査中に、嘔吐、脱水症状、全身けいれんが起こり、十二指腸から先の腸での腫瘍の詰まりがわかり、外科手術では失血死しかねないため、化学療法しか打つ手はありませんでした。 しかし、化学療法までの1カ月半は飲まず食わずで鼻から管を通して栄養をとる状態でした。管をとりたいというと主治医から腸内微生物を死滅させないために腸内に栄養を送り続けていることを教えられました。 食事のおいしそうな臭いは、強烈なストレスになり、病室を抜け出し、医師から許可してもらったタバコを吸って何とか持ちこたえました。 ちょうど食事がとれるようになった頃、すすめられたのが微生物酵素です。微生物だったら腸にいいのではと、とり始めました。いつもの軟便が健康な便に変わりました。 いよいよ化学療法です。悪性リンパ腫を8回もの抗ガン剤治療で、免疫力を担う白血球も含めて全ての血液細胞を根絶させます。その後、事前に自分の末梢血から採取して冷凍保存しておいた全ての血液細胞のおおもととなる「造血幹細胞」を体内に戻す、自家末梢血幹細胞移植を行いました。免疫力をゼロにして無菌室で過ごすのですが、ずっと微生物酵素をとり続けたおかげで、白血球の数もふえ今では仕事を探す意欲がわいています。もっと今を生きなさいといわれていることの意味を考えています。
排泄を促し活力を補う治療法が必要 私の行う自律神経免疫療法は、さらに進化を遂げています。基準とする白血球分画検査では、単球(マクロファージ)の数に注目しています。マクロファージは白血球の中の最も古い免疫細胞です。健康なときは、ほぼ一定の数を保っていますが、体が緊急な状態になったり、異物が多くなったりすると、マクロファージは急激に数をふやし健康な状態に戻そうと働き始めます。つまり、病気の治癒にむけてどうしても欠かせないのがマクロファージの数なのです。病気が治癒へと向かうときや、瞑眩反応(好転反応)の前後にはマクロファージの数が上昇していることが多く、数が多い患者さんほど治癒へ向かう力がとても強いようです。微生物酵素は、人類の祖である微生物がつくり出すビタミン、ミネラル、アミノ酸、ホルモン、核酸、補酵素などの天然の生理活性物質です。土や水を浄化する働きを自然の一部である人間に応用した物です。東北薬科大学の石川正明先生の基礎研究によって微生物酵素がマクロファージを活性化させ異物の貪食、外敵の情報伝達、サイトカインの産生などの働きを活性化することがわかっています。自律神経免疫療法と微生物酵素を併用した患者さんの多くはマクロファージが増加し活性化しているように思えます。私の行う自律神経免疫療法では、体内の毒を急激に排泄する働きが強いので短期間のうちに悪性腫瘍も消えてしまいます。これは漢方で「瀉法」(しゃほう)と呼ばれる不要なもの、害のあるものを体から取り去る方法です。しかし、重篤な体力のない患者さんには強すぎることがわかり、現在、足りないものを体に補う「補法」として温灸をとりいれ、バランスをとりながら患者さんにあわせた治療を行っています。微生物酵素も排泄を促しながらマクロファージを活性化するバランスのよい物の一つといえるでしょう。そのため病気の人に多い便秘や軟便を健全な排便にさせてくれます。微生物酵素は人間が本来持っている病気を治す仕組みを壊さないで、病気を治す力を高めてくれる働きを持っています。微生物酵素の併用で膵臓ガンが改善 リウマチの免疫抑制剤を5年間服用し続け膵臓ガンとなった62歳女性。膵臓ガンは膵臓が体の奥に位置するため見つけにくく手術で治療できるのは2割程度。その約9割は、すい管から発生して増殖していくもの。薬をやめて免疫力を高めるほうが治りやすいと思われる。初診時に384個のマクロファージが微生物酵素を併用し始めるとその数は443個となり軟便が健康便に改善する。表 62歳女性 平成22年11月 初診(膵臓ガン、歩行困難で来院、背中が真っ黒)白血球数 6400 顆粒球72.0%(4608)リンパ球22.0%(1408個)単球6.0%(384個)平成23年1月 肩や関節の痛みが楽になる。 白血球数6400 顆粒球66%(4224)リンパ球27.2%(1740個)単球6.8%(435個)平成23年月 咳や足の浮腫がある。 白血球数 7700 顆粒球69.9%(5382)リンパ球25.7%(1978個)単球4.4%(338個)平成23年6月微生物酵素を併用平成23年9月食欲が戻り10年来の足の浮腫が消える。 白血球数 8700 顆粒球68.0%(5916)リンパ球26.9%(2340個)単球5.1%(443個) 平成23年12月治療前の1週間前から背中の痛みが出る、治療すると一気に痛みが消える 白血球数900 顆粒球61%(5429)リンパ球35.6%(3168個)単球3.4%(302個)