5月は風も暖かく、とっても過ごしやすい季節です。
こんなに気持ちのいい時期を落ち込んで過ごすのはもったいないですよね。
さわやかな風と緑を感じながら、心と体をリフレッシュしてみませんか?
                                        
 五月病を治すには?
もちろん五月病は、新入生や新社会人に限ったものではありません。
誰でもかかる可能性があります。だからこそ“心の風邪”と言われるように、最も一般的な病気「風邪」に例えられているのではないでしょうか。
最近仕事の内容が変わった、仲のいい人と離れてしまった、結婚や出産をしたなど、生活に変化があった人は五月病にかかる可能性が高くなるので注意しましょう。
 五月病にかかりやすいのはどんな人?
2003.09.25
春は、進学や就職、転勤などが最も多い季節。4月から新しい生活をスタートさせた人も多いことでしょう。
しかし、目標を持って勉強や仕事を始めたはずなのに、最近急にやる気がなくなってしまったなどの症状はありませんか?
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残暑の夏バテ
5月頃になると、おもに新入社員などを中心としてかかりやすい心の病気があります。
これが、“心の風邪”とも呼ばれている「五月病」です。
       五月病の主な症状 〜心にあらわれるもの〜
    やる気がおきない               何をしても楽しくない
    仕事への関心が薄い             毎日がゆううつ
    ささいなことで不安になる           イライラする
    自信がなくなる                 悲しい気持ちになる
誰でも気分が落ち込んだり、不安な気持ちになることはあります。
しかし、このような症状が1〜2週間以上も続くようなら、すでに五月病にかかっているのかもしれません。
さらに、心だけでなく体にも症状があらわれることがあります。
      五月病の主な症状 〜カラダにあらわれるもの〜
      食欲がなくなる     頭痛・腹痛        夜眠れない     
      めまい          疲れやすい        動悸、息苦しい
昔から「病は気から」と言われるように、心と体は深く関わりあっていて切っても切れない関係です。ただの五月病だと放っておくと、大変な病気になってしまうこともあるのです。
残暑の夏バテ
同じように新生活をスタートしても、五月病にかかる人とかからない人がいます。
では、なぜ五月病になるのでしょうか?また、どんな人がかかりやすいのでしょう?

 春なのに・・・
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 <五月病の原因>
 新生活のストレス
    新入生、新社会人の五月病の大きな原因として、新しい環境に適応できないことが
   あげられます。
    特に、初めて一人暮らしをする人にとっては、生活がこれまでと大きく変わります。
   掃除、洗濯、炊事など、これまで家族に頼っていた身の回りのことを全て自分1人で
   しなければなりません。
    “洗濯物がたまっている”、“部屋の掃除をしなければ”、“満員電車に乗りたくない”   などほんの小さなことが大きなストレスに感じてしまうことも多いのです。

 目標達成の開放感
    入学や入社など大きな目標を達成したあと、次の目標が見つからず
   何をしても満たされない、心にポッカリ穴が空いたような気分に陥って
   しまう人も多いようです。
 人間関係がうまくいかない            
 このように、想像していた生活と現実とのギャップについていけないことが原因の1つのようです。
 4月のうちは新しい生活に夢中で過ごしているのですが、少しずつ生活に慣れて一段落した5月頃になると、気がゆるみ症状が現れはじめるのです。

<五月病になりやすい人>
     生真面目な人
     几帳面な人
     責任感の強い人
 このような人は特に五月病にかかりやすいと言われています。
 勉強も仕事も、人間関係もきちんとしなければ、頑張らなければ、という思いが強いため自分を追いつめてしまいやすいのかもしれません。
 また、生真面目な方は、いろいろ考えすぎて脳が酸欠状態になってしまうことも、五月病の原因に関わっているのではないかと考えられます→脳の酸欠と病気の関係

五月病を、単なる一時的なものと簡単に考えてはいけません。長引くとうつ病へ移行する可能性もありますので、早めに対処するようにしましょう。
そのため、まずは自分で出来る、または周りの人が協力してあげられる対処法をご紹介します。
おしゃべりをしよう!
  気分が落ち込んでいる時は、一人で考え込まずに周りの人とできるだけ話をしましょう。話をすることで気持ちが軽くなり、そのうちに自分で解決策に気づくこともあります。
  そして、周りの人はゆっくり話を聞いてあげましょう。「がんばれ!」なんて言葉をかけることが返ってプレッシャーを与えてしまうこともあるのです。

食事を変えてみよう!
   食生活の乱れも五月病の原因の1つのようです。ストレスやイライラ解消に効果的な栄養素をいくつか紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

栄養素 効果 多く含まれる食品
カルシウム 「イライラする時はカルシウム不足」と言われるように、カルシウムには神経の興奮を抑え気持ちを安定させる効果があります。 牛乳、小魚、ひじき
 ※さらに効率よくカルシウムを摂る
  ためには?→答えはこちら
マグネシウム 神経の正常な働きを保持したり、カルシウムを吸収するために必要。
とくにストレスがたまるとマグネシウムの吸収が悪くなるので積極的に摂りましょう!
大豆、ナッツ、納豆
ビタミンB群 ビタミンB群には抗ストレス作用があり、特にビタミンBは神経疲労を軽くする効果があります。 豚肉、ウナギ、椎茸
ビタミンC ストレス解消に効果的。フルーツの爽やかな香りは食欲増進にも効果があります。 パパイヤ、オレンジ、イチゴ

 他にも、不安定な神経をリラックスさせる食べ物として、タマネギ、ニラ、レタスなどがあります。
 ストレスを感じた時には、これらの食品を積極的に摂るようにしましょう。
 また、五月病にかかっている人には、無理に励ますのではなく、美味しくて心も温まる料理でもてなしてあげてみてはどうでしょう?

 <五月病を撃退!心とカラダに優しいレシピ>
               〜豚肉と大豆のトマトスープ〜
     1.タマネギ、ニンジン、セロリ、豚肉を油で炒めましょう
     2.ホールトマトをつぶしながら加えます
     3.そこに大豆、チキンスープの素、水を加えて約30分煮込めばできあがり!
      ※セロリの独特の香りには、精神安定、食欲増進の効果があります。
 デザートにはビタミンCたっぷりのフルーツを添えて、心もほっと温まるおすすめ料理です。

小さな幸せを見つけよう!
  ゆっくりお風呂に入る、映画を見る、音楽を聴く、スポーツをするなど気分転換をしましょう。そして、少しでも“楽しい”“気持ちいい”と感じたら、それを大切にすることです。
  また、小さな目標を設定し少しずつクリアしていくことで、達成する喜びを実感していくのもよいと思います。
  そしてゆっくり深呼吸をしてみましょう。深い呼吸には心を落ち着け、リラックスさせる効果があるのです。→臍下丹田呼吸法
ぜひお試しください。

新緑がまぶしく、風もさわやかな気持ちのいい季節がやってきました。
しかし、そんな気候とはうらはらに、5月はなぜか心の病気になりやすい季節でもあります。
最近なんだか楽しくない、何もやる気がしない、という人は注意信号!
春の落とし穴から抜け出せなくなってしまう前に、心と体をリフレッシュしましょう。
病気なんでも辞典 第8回 五月病は「心の風邪」 2004.04.30


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