バナナのヒミツ <効果編>

たべもの
バナナ 効果編

バナナに含まれている豊富な栄養は、様々な病気予防や体を健康に保つ効果があります。

バナナの効果

家族元気

1.腸内を健康に保つ

食物繊維は腸内で水分を含み、膨張します。それが便の原料になるのと同時に、腸内を刺激することで排便を促します。さらにバナナに含まれているオリゴ糖が腸内環境を整えるので、便秘だけでなく下痢の改善にも効果があります。


○腸内
※オリゴ糖とは
ブドウ糖や果糖のような、「単糖」が1~10個連結したものの総称。胃や小腸で消化吸収されず、大腸まで届いてビフィズス菌などの善玉菌の養分となる。

2.エネルギー源として

糖分は私達のエネルギーの源です。多くの糖類が含まれるバナナは、時間差で糖類が吸収されるため長時間持続します。そのため、スポーツ選手などスタミナを必要とする人にも適した食物と言えます。


○エネルギー
オレンジジュースやレモンに含まれるクエン酸には、疲労物質を取り除く働きがあるので、バナナと一緒に食べると、エネルギーの補給と同時に疲労の回復も期待できます。

3.生活習慣病の予防

バナナにはビタミンB6とカリウムが豊富に含まれています。
ビタミンB6は、美容に欠かせない成分で健康な皮膚や髪の毛を作ることや、赤血球や抗体の産生などの働きがあります。不足すると湿疹等の皮膚炎や口内炎、貧血が起こるので注意が必要です。
カリウムには、体内の余分なミネラルを排出し、血圧を調整する作用があるので、高血圧や脳梗塞、動脈硬化といった生活習慣病の予防が期待できます。

4.免疫力アップ

熟したバナナには、免疫力を高める効果があるようです。山崎教授(帝京大学)によると、購入後1週間程経ったバナナを食べた人は、購入初日のバナナを食べた人に比べると約5倍白血球が増加していました。
また、生理活性物質は購入から4~6日で最も増加したそうです。

5.抗酸化作用

バナナには抗酸化物質の一種であるポリフェノールが、果物の中で最も多く含まれています。量にして、赤ワイングラス一杯に匹敵するほどです。


○赤ワイン
ポリフェノールには活性酸素を取り除く効果があると言われており、老化やガン、生活習慣病の予防が期待できます。


~活性酸素とは~

活性化された酸素のことで、ウィルスや最近、カビなどが体内に侵入した際に攻撃をし、殺菌する作用を持ちます。 しかし過剰に増加すると体内の正常な細胞まで攻撃するため、ガンや老化の原因と考えられています。
その他、別名「幸せホルモン」とも言われるイライラ解消や安眠効果のあるセロトニンや、骨粗鬆症代簿に効果のあるリン酸。髪や肌の成長に必要不可欠といわれるビタミンB6。肌荒れ予防やがん予防に効果のあるビタミンCなども含まれています。


安眠や骨粗鬆症のためにはカルシウム豊富な牛乳、 特に低温殺菌牛乳を一緒に飲むと、より効果が得られるでしょう。
次回は、バナナの美味しく頂く方法をご紹介します。