頭からしっぽまで丸ごと食べてさまざまな栄養を上手に取り入れましょう
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  シイタケとは?

 シイタケは、栗・シイ・クヌギ・コナラなどの広葉樹の枯れ木に生息する食用のきのこです。日本では最も生産量が多く、ほぼ全国で栽培されています。旬は春と秋ですが、今では季節にあまり関係なく発生することから「四季茸」とも呼ばれています。

   シイタケの種類
    生シイタケは、品種によって味や形が変わることはなく、育て方の違いによって原木
   (げんぼく)栽培と菌床(きんしょう)栽培の2種類に分けられます。

<原木栽培>
 90cmほどに切った広葉樹の木(ボダ木)にシイタケ菌を植えつける方法。一般的に見かける育て方。
<菌床栽培>
 広葉樹のおがくずや丸太を細かく砕いたものを材料とし、米ぬかやフスマ(小麦の外皮)などを栄養分として水を加え、シイタケ菌を接種する方法。
       

『どんこ』ってなに
   スーパーなどでよく見かけますが、これはシイタケ生産者や流通業者の間で
  用いられる規格のことで、品種ではありません。一般的に、晩秋から早春の
  寒い時期に生産され、肉厚でかさが開いていないものを
「どんこ」と呼ぶそう
  です。なかでも、特に肉厚でかさの表面に亀裂が入ったものを
花どんこ
  呼び、商品価値が高くなります。

   シイタケの歴史
    シイタケは、むかしから世界各国で健康食材として親しまれていたようです。

      ○日本・・・古事記に『椎(しい)の木に生えた茸(きのこ)を食べていた』と記述がある
             ここから、椎茸と名付けられたと伝えられている
      ○中国・・・今から600年前、明時代に呉瑞という医者が「シイタケは気を益し、飢えず、
             風邪を治し、血を破る」と説いている
      ○西洋・・・
elixir of life(命の霊薬)といわれ、不老長寿の力があると考えられていた

 

    人工栽培されていない時代には、貴重品とされていましたが、今から350年ほど前、
   大分県の山奥で、炭焼き人が窯に入りきらなかったナラやクヌギを林に放置しました。
   しばらくすると、シイタケが生えていたことから、人工栽培が始まったといわれています。


  シイタケの栄養素

  数多いきのこの中で、一番なじみの深いシイタケは、
 低カロリーにもかかわらず数々の栄養素が含まれていて、
 私たちにさまざまな効果をもたらしてくれます。


   免疫力の向上
     私たちのカラダは、ウイルスなどの外敵に感染すると、その増殖を抑えるため、
   インターフェロンというタンパク質をつくり出します。シイタケのRNA(リボ核酸:遺伝物質)
   やレンチナンには、インターフェロンの生成を促す作用があるといわれているので、
   摂取することで免疫力アップにつながるそうです。

   丈夫な骨をつくる
 骨を丈夫にするためには、カルシウムだけでなく、
その吸収率を高める働きをもつ、ビタミンDを一緒にとることが大切です。
シイタケには、ビタミンDやその前駆物質であるエルゴステロール
豊富に含まれています。

   生活習慣病予防
     シイタケとマッシュルームにしか含まれていないエリタデニンと呼ばれる成分には、
    血中コレステロールの排泄や血圧調整作用があるといわれるので、
    動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防効果が期待できます。


   便秘予防
     豊富に含まれる食物繊維には、消化管の運動を活発にし、
    排便量を増やす働きがあるので、便秘に効果的です。
    そのほか、腸管内でコレステロールや発がん性物質などを吸着し、
    排出をうながす作用もあることから、生活習慣病や大腸がんなどの予防にも
    効果を発揮することがわかっています。


  シイタケを上手にとろう!

    おいしいシイタケの選び方
      ・かさは
八分開きで肉厚
      ・かさの裏は白く、ひだがきれいにそろっている
      ・表面に傷がなく、つやがある
      ・軸が
太く、短い

    調理方法のポイント
      ・水に浸して
洗わない。布で拭くだけでOK!
      ・
大量の油で炒めない。一度湯通ししてから炒めるとよい
      ・煮すぎは禁物!食感が悪くなります

 調理前のワンポイントアドバイス
※20分〜1時間ほど日光に当てるとビタミンDが増加します。
ビタミンDは油に溶けやすい脂溶性ビタミンなので、
効率よく体に吸収するためには、炒め物など油を使った
調理法がおすすめです。

    おいしい焼きシイタケ
     焼きシイタケといえば、もっとも簡単で代表的な調理法ですが、ここで一工夫!
      ・かさの表面だけ焼き、ひだに水滴がういてきたら食べごろ
      ・両面とも焼いてしまうと、食感が悪くなるので×

    シイタケの冷凍保存
      生シイタケは、摘みとったときから変質が始まるといわれるくらい、鮮度を保つのが
     難しい食材です。そこで有効なのが
冷凍保存!石づきを落としてひだを上にし、冷凍
     パックに入れるだけ。
半解凍の状態で調理すれば、べっちゃっとならずによい食感
     が保たれます。
     さらに、冷凍することで
かおりが乾燥シイタケに近づきます。また、うまみの
      素となるアミノ酸も
生シイタケの約1.5倍に増えるそうです。

シイタケとお餅のモチモチグラタン
1. 切り餅、椎茸、ベーコンを適当な大きさに切り、ブロッコリーは下茹で
   しておく。
2. オーブン皿に材料をムラなく並べ、みじん切りしたニンニクをちらし、電子
   レンジで5分ぐらい加熱する。
3. マヨネーズ、味噌、砂糖、唐辛子を練ってペーストを作る。
4. 2の材料に味噌マヨネーズを塗り、チーズをちらす。
5. オーブンで10分ほど焼いて、焼き色をつければ出来上がり!

※シイタケが苦手な方やお子様でも、マヨネーズとチーズがシイタケの
 匂いを消してくれるので、食べやすいと思います。ぜひおためし下さい!

 シイタケは、和洋中どんな料理にもあい、栄養価の高い低カロリー食品です。
工夫をこらして調理し、からだの中から健康になりましょう。


参考資料 健康食百科/主婦の友社
       からだによく効く食べもの事典/池田書店
       そだててあそぼう シイタケの絵本/農山漁村文化協会


  食材>シイタケ


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