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 肝臓病の原因といえば「アルコール」と考えがちですが、実は日本で最も多い肝臓病は「肝炎ウイルス」によるものです。その他に、薬剤性、自己免疫性などによる肝炎があります。

ウイルス性(日本では肝炎の80%を占める)
       A型肝炎

飲食物を介して感染し、風邪のような症状で始まって発熱・倦怠感が続く。特に衛生状態の悪い地域で感染するケースが
多い。通常2〜3ヶ月
で治り慢性化しない。
       B型肝炎

血液を介して感染。出産による母子感染が多い。一過性の場合は、再感染することはないが、持続性の場合は、約10%の人が慢性肝炎すると言われている。
       C型肝炎

輸血や血液製剤など血液を介して感染。感染力が弱く症状も軽いため、発見が遅れることも多い。慢性化しやすく、数十年かけて肝硬変へと移行し、肝がんを合併することもある。
アルコール性 薬剤性 自己免疫性

大量のアルコールを長期間飲み続けることで肝炎・脂肪肝・肝硬変などの障害が起こる。治療には、飲酒を制限することが最も重要。


 ※脂肪肝は栄養過多
   でも起こる

薬が体内に入ることで起こる一種のアレルギー反応によって肝臓に障害が起こる。一般的には発熱・かゆみ・黄疸が特徴。

 ※黄疸…血液中のビリル
   ビンという色素が増加
   し、皮膚や白目が黄色
   に染まる状態

自分自身の免疫が、肝臓の細胞を攻撃することで起こる。薬剤の服用やウイルス感染などが原因
と考えられ
ている。
慢性肝炎に
移行すること
が多い。
 ストレスホルモンの「ノルアドレナリン」が肝臓を活発に働かせるため、過剰なストレスは肝臓にも負担となります。自分にあったストレス解消法を実践しましょう

 3.ストレス解消
 睡眠中は、肝臓に十分な血液が供給され、その働きを回復させるためのエネルギーが届けられます。また、食後は少し横になるかイスに座ってゆっくり休むだけでも肝臓への負担が軽減されます。

 2.睡眠
    肝機能を高めるタウリンや良質なタンパク質などを積極的に摂りましょう。
 肝機能向上   シジミ、レバー、ブロッコリー
 肝細胞の再生促進   豆腐、納豆、卵、牛乳
 抗ウイルス作用   抹茶、枝豆、いちご、
 アルコール代謝の改善    ゴマ、ナッツ類、オレンジ

 1.食事
 私たちが薬を飲むと、大部分は腸で吸収されて肝臓へ運ばれます。その後、一部は肝臓の酵素によって分解され、残りの成分が血液に乗って身体の様々な場所で薬としての効果を発揮します。
 役割を果たした薬は再び血液に乗って肝臓へたどり着いて分解され、尿や便とともに体外へ排出されます。
薬をたくさん飲むと良く効きそうな気がしますが、むしろ肝臓の仕事を増やしてかえって負担をかけることになります。また、飲む人の体質や体調などによって思わぬ副作用が起こることがあります。
 病院でもらう処方せんや薬の取扱説明書には、効用と一緒に副作用も書かれています。メリット・デメリット両方をきちんと把握し、薬を飲むようにしましょう。
肝臓と薬
お酒を適量に留めることはもちろんですが、お酒を飲まないからといって肝臓に負担をかけていないとは限りません。精神的なストレスや暴飲暴食などの生活習慣も大きな影響を与えます。
肝臓をいたわろう
肝臓病の種類
 「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓は、とても我慢強く黙々と仕事をこなします。また再生能力も
高く、7〜8割が失われても1年程で元の大きさに戻るというタフな面も持ち合わせています。
 それだけに負担がかかり続けていても自覚症状が現れにくく、気がついた時には病状が
悪化している事も少なくありません。
 ただし、肝臓が担う働きは多岐にわたるので、疲れ目や頭痛・
情緒不安定など身体全体の様々な症状として表れることもあり
ます。注意深く自分の体調を観察することも、肝臓病の早期発
見には重要です。
タフで我慢強いけれど・・・
 肝臓は右上腹部に位置し、1〜1.5kgと人体では最大かつ最重量の臓器です。「肝心要(か
なめ)の言葉が示す通り、栄養素を体内に利用できる形へ変換したり、エネルギーの貯蔵や
アルコール・薬剤の解毒にあたるなど、私たちが生きて行くための大切な働きをしています。
 もし、人工的に人間の肝臓と同じ働きをする化学工場を作ろうとすると、東京23区ほどの
膨大な面積になるだろうといわれています。

     東洋医学では、春は肝臓の働きがいつもより活発になることで逆に様々な不調が
    出やすくなる季節とも言われています。
    今回は肝臓の基礎知識についてご紹介します。
身体の化学工場
<参考図書・資料>
・「肝臓病 症状と治し方」 杉本元信監修(永岡書店)
・「肝臓 胆のう・すい臓の病気をよくする生活読本」 横山泉(主婦と生活社)
病気解説シリーズ 関節痛
        〜肝臓よもやま話〜

 「肝に銘ず」「肝っ玉」「肝を冷やす」など、「肝」を使ったことわざや慣用句には心の動きや性格を表すものが多数あります。昔から肝臓は精神や感情を司り、人間の度胸や根気・意志などに深く関わる臓器とされtきたからです。
 肝臓と関係の深い感情は「怒り」で、怒りによって肝臓がダメージを受けると、イライラしたり精神的に不安定になり、肝の持つ様々な動き(解毒・代謝・血流調整 etc)が阻害されて身体のあちこちに不調が出るといわれています。
「最近少し怒りっぽいかな」と思ったら、肝臓を労わる必要があるのかもしれません。
お酒に『強い・弱い』って?
 体内に取り込まれたアルコールは、肝臓で酵素の働きによって分解され、最終的には水と炭酸ガスになって排出されます。アルコールが分解されてできる「アセトアルデヒド」は悪酔いや二日酔いの原因となる物質です。
 私たち日本人は欧米人と比較して、アセトアルデヒドを処理する酵素の働きが弱いため、「お酒に弱い民族であることが分かっています。お酒に強い・弱いは、身体の大きさや内臓の強弱ではなく、肝臓の酵素の働きによって決まるのですね。

日頃の生活を見直して、まずはできることから始めてみましょう。

           主な働き

 ○栄養分の調整・貯蔵
 ○解毒(アルコールや薬剤の分解)
 ○胆汁の分泌
   ※胆汁:脂肪の消化を促進する
 ○その他(血液量の調整・体温維持など)


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